突然ですが、
あなたは今…生きづらい‥と感じて生きていませんか?
世の中にはいろんな人がいます。なのに、その多様性に対応できる社会にはなっていない! …私はそう思うのです。
日本に引きこもりは、約146万人…いや実際はもっと多くいると言われています。引きこもりになる原因はさまざまですが、その原因の1つに対人関係や精神疾患などの生きづらさが関係しています。
今日の記事はズバリ「引きこもり」の実態についてです。そして、わたしがこの記事で伝えたいことは、人はみんな違くて、生き方も違う!引きこもりは生きる上での一つの手段!
今生きる人たちが引きこもりの背景を知ることでもっと生きやすい世の中になる!そう確信しています。
この記事を通して「引きこもり」そして「困っていて、生きづらさを感じてる人がいる」ことを知ってほしい!そして、社会問題でもある「引きこもり」を知ることで、現代人がもっとラクに生きるための希望にしてほしいのです。
今記事を読んでいるあなたは
- 現在引きこもり状態にある
- 引きこもりの人が周りにいる
- 多様化した生き方や、社会問題である引きこもりに興味関心がある
- 今、生きづらいと感じてる
そんな人ではないでしょうか。
記事の内容としては
- 引きこもりの実態
- 引きこもりの要因になる精神疾患
を詳しく書きました。
生きづらさの原因ともなる、発達障がいや、知的障がいなどの精神疾患についても書いてあります。
最後まで読むことで引きこもりの実態を知るだけでなく、自分自身を知るきっかけになるはずです。ぜひ最後までお読みいただければと思います。
「言葉が苦手な言葉屋さん」長崎まーくん
10代、社会のルールを守れず、人間関係うまくつくれず。仕事はクビ。クビ。クビ。
20歳、社会に馴染めずホームレス。
個人事業で居酒屋経営、営業、ホスト、カウンセラー、イベンター、コンサルタントと数々の仕事を経験。借金1000万以上返済。
35歳、精神科で発達障がいグレーゾーンと診断。
まーくん3か条①否定しない!あなたの全て「いいね」②怒らない。毎日ご機嫌♪③「感謝」「謙虚」「思いやり」大事!
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【目次】タップして飛べるよ
引きこもりとは?
始めに「引きこもり」とは何かをお話しておきます。
引きこもりとは、会社や学校といった社会的な関係を避けて家族以外との交流がない状態が6か月以上続いている人のことを言います。「引きこもり」という言葉は海外にはなく、日本独自の言葉とのことです。
「引きこもりだからずっと家から出ない」というわけでもなく、近所のコンビニやスーパーに行くなど、他人と交わらない形で外出をしている人も います。
内閣府の調査によると146万人、つまり50人に1人が引きこもり状態にあるということを公表しております。さらに一度引きこもりになってしまうと長期化する傾向にあるようで、満40歳から満64歳までの引きこもりの約半数が7年以上も社会に出れていないとのことです。
原因はさまざまですが、主に対人関係がきっかけで引きこもってしまうケースが多いようです。 また、うつ病や発達症がいなどの精神疾患も大きく影響を受けています。
学生時代のいじめや職場の付き合い、失恋など、人と接することが苦手になり「誰とも会いたくない」「人と関わりたくない」といって引きこもってしまうことも多いようです。
学生時代に不登校の経験がある人は、大人になってから引きこもる確率も高いと言われています。仕事や学校に行くことができなくなって、社会との接点が減り孤立してしまうことが特徴としてあります。
「ひきこもり」になる要因は大きく分けて3つ、生物学的要因、心理的要因、社会的要因。この3つが絡み合うことで起きる現象です。
引きこもることで、強いストレスをさけ、心の安定を得ている自分の身を守る手段とも言えます。引きこもりになる原因は本当にさまざまで一人一人の状態に向き合うことが大切と言えるでしょう!
生物学的要因
生物学的要因は、「統合失調症」「うつ病」「強迫性障がい」「パニック障がい」といった精神疾患にかかっている人が、不安や恐怖感が強くなり人と会うことが困難になったり、症状が原因で身動きをとることができずに引きこもってしまうことです。
また、軽度の知的障がい、学習障がいなどがあるのに、周りの人から理解されずストレスになることもあります。
社会的要因
社会的要因とは、学校や職場の関係、家族関係などの社会的・文化的な関係がきっかけになることです。例えば、学校や職場で「いじめ」や「きつい労働」などの辛い経験があって外出しにくくなったり、電車に乗れなくなったりすることがあります。
また、将来の目標が見えなくなったり、対人関係が辛くなって、社会生活を送ることが嫌になることもあるようです。
一言で対人関係が原因とは言えず、「親の育て方」や「本人の性格」などのさまざまな要素も加わって、こもってしまうこともあります。
心理的要因
心理的要因とは「不安」や「おびえ」「自分への落胆」「未来への希望が持てない」などの心理的なことがきっかけとなって起きることです。
また、他人からの評価や否定的な意見が気になり、不安や恐怖から社会に出ていくことができなくなるケースもあるようです。
本人はかなりのストレスを抱えてそれに耐えて耐えて反動で引きこもることがあるよう。そのため挫折感・疲労感を感じて復帰するのにも時間がかかるります。
引きこもりの行動パターンや状態
引きこもりになる人には共通する行動パターンや状態があります。ここでは一部を紹介したいと思います
- 昼夜逆転、不眠
- 精神疾患、うつ
- 家庭内暴力(攻撃的な言葉や手を挙げるなど)
- 退行(甘え、幼児的なふるまい)
- 対人恐怖(人と関わることが怖い、周りの視線が気になるなど)
- 強迫行動(特定のものにこだわる、体を過剰に洗うなど)
あくまで、よくある特徴ですのでご参考までに!
引きこもりの原因にもなる「精神疾患」について
引きこもりになる多くの人が、精神疾患を抱えている場合があります。精神疾患は簡単に言うと心の病気です。主に「遺伝」と「環境」で決まると言われています。
種類はたくさんあります。ここでは、引きこもりに関係する精神疾患を一部紹介したいと思います。
- 依存症
- うつ病
- 解離性障がい
- 強迫性障がい
- 睡眠障がい
- 摂食障がい
- 双極性障がい(躁そううつ病)
- 適応障がい
- 統合失調症
- 回避性パーソナリティー症
- 発達障がい’(神経発達症)
- パニック障がい・不安障がい
- 複雑性PTSD
- てんかん
発達障がい(神経発達症)
発達障がい(最近の呼び名:神経発達症)には大きく分けて3つ。「自閉スペクトラム症(自閉スペクトラム障害)(ASD)」、「注意欠如・多動症(ADHD)」、「学習障がい(LD)」があります。生まれつき脳の機能に一部の偏りがあることにより生きづらさを感じやすい障がいです。また純粋な「ADHD」や「ASD」「LD」は少なく、合併することが多いようです。例えば「ADHD」と「ASD」の両方を持っているとか…
得意・不得意の特性と、その人が過ごす環境や周囲の人との関わりのミスマッチから社会生活に困難が発生します。発達障がいは、外見からは分かりにくくその症状や困りごとは十人十色。
そのため、発達障がいの特性を「自分勝手」「わがまま」「困った人」などと、認識され「怠けている」「親の育て方が悪い」と批判されることも少なくありません。
それでは、さらに詳しく見ていきましょう!
自閉スペクトラム症(自閉症スペクトラム障がい) 【発達障がい①】
自閉症スペクトラム症(自閉症スペクトラム障がい)は、2013年のアメリカ精神医学会の診断基準"DSM-5"の発表以降に「自閉症」「アスペルガー症候群」「広汎性発達障がい」などを総称して呼ばれるようになりました。
病気というより、持って生まれた特有の性質(特性)として原因はいまだ不明とされます。生まれつきの脳機能の異常によるものと考えられ、幼少期(3歳頃)までに診断が可能です。
ADHD(注意欠如・多動症)とASDは、症状が似ていると言われています。ですので、ASDとADHDをあわせ持つケースもよくあるようです。アメリカのとある研究では、成人のASD患者の59%がADHDの診断基準を満たすという結果もあるよう。
自閉症スペクトラム症の特徴は
- コミュニケーションの障がい(目と目が合わない、発言が一方的、空気が読みにくい、にっこりと笑いかけてもほほえみ返さない、同世代の集団の中に入っていけない、など)がある
- 言葉や言葉以外の表現(視線、しぐさ、表情など)で相手の考えを読み取ることや、自分の考えを伝えることが苦手
- 言葉の発達が遅い、語彙が乏しい
- 強いこだわりをもったり、特定のことに強い興味や関心を持つ。同じ動作を繰り返す。
- 柔軟な対応よりも規則やルールを守る法が得意だったりする
- 感覚に関して過敏または鈍感。
自閉症スペクトラム症の人は、よく周りの人に「相手の気持ちがわからない」「自分勝手」「わがまま」と言われたり、思われたりすることがあります。そのため、学校や職場で孤立してしまうことが多くなり「引きこもり」や「うつ病」になってしまうケースもあるようです。さらには強いストレスから「パニック障害」や「対人恐怖症」なども併発することがあります。
大人の発達障がい
自閉症スペクトラム症で知的能力が平均以上な場合は、社会人になってから人間関係や社会生活で困難に気づくことがあるようです。
ASDの有名人
イチロー、米津玄師(歌手)、スティーブ・ジョブズ、アインシュタイン、イーロン・マスクなど…
注意欠如・多動症(ADHD)【発達障害②】
注意欠陥多動症(ADHD)は、落ち着きがなく目の前のことに集中できない発達障がいです。小さい頃から「落ち着きがない」「非常に活発である」といったように見られます。
特徴としては
- 忘れ物が多い、ミスが多い
- 時間の管理が苦手、締め切りや約束ごとが守れない
- 集中力がない、すぐに気が散ってしまう、不注意
- 多動多弁(貧乏ゆすりやいつも身体のどこかが動いていたり、しゃべりすぎ)
- 順序だてて物事を進めるのが苦手
- 衝動的・突発的な行動をする、落ち着きがない
聴覚過敏といって、人よりも周囲の音が大きく聞こえたり、複数の音を拾ってしまう人もいます。
社会に出ると特に目立ってしまうことがあるようです。例えば「長い時間、机に座って作業ができない」「納期を守れない」「ケアレスミスが多い」など。そういった社会とのギャップに生きづらさを感じて引きこもってしまうこともあります。
ADHDの有名人
黒柳徹子、さかなクン、ジミー大西、ウィル・スミス(海外俳優)
学習障害(LD)【発達障害③】
学習障がい(LD)は、知的水準は低くないのですが「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」などの学習スキルのうち特定のものの習得が著しく困難な障がいです。
とはいえ「勉強ができない」「新しいことを学べない」というわけではないのですが、社会で生きづらさを感じる事が多いようです。
学習障がいの種類は大きく分けて3つ。
- ディスレクシア(読字障がい)
- ディスグラフィア(書字障がい)
- ディスカリキュア(算数障がい)
①ディスレクシア(読字障がい)
ディスレクシアは読むことが難しい障がいです。
特徴は
- ひらがなやカタカナ、漢字が読めない
- たどり読み(指をさしながら読んでいく読み方)などの特徴的な読み方をする
- 似たような文字の識別ができない。例えば「め」と「ぬ」など
- 文章を読む際にどこを読んでいるのか分からなくなり、行や文字を飛ばして読む
- 単語や文章の切れ目が分からない。
- 文字の見え方に特徴がある(例えば、文字がぐちゃぐちゃに見えたり、ぼやけたり、黒い塊に見えたりする。見え方には個人差がある)
です。
俳優のトム・クルーズもディスレクシアで、読み書きが苦手なため、台本を音声で聞いてセリフを覚えているようです。また、ノーベル物理学賞アルベルト・アインシュタインも同じくディスレクシアという説もあるようですね。
②ディスグラフィア(書字障害)
ディスグラフィア(書字障がい)は、書くことが困難な障がいです。
特徴は
- うまく文字を書けない(文字が反転したり、線が抜けてたりする)
- 書き写すことが難しい、書くのに時間がかかる、長い文章が書けない
- 行やマス目をとらえにくく、大きく枠からはみ出してしまう
- 頭の中で考えていることを文章にするのが難しい
です。
自分の特徴を知るのは本当に大事!例えば、会議でメモをとっても書くことが苦手なので、書くことに集中しようと気を取られかえって会議の内容が分からなくなることがあります。そういう時はボイレコをとって後で聞き返したりすると良いです。
③ディスカリキュア(算数障害)
ディスカリキュア(算数障がい)は、数を正確に数えるのが難しい障がい。
特徴は
- とばして数を数えてしまう
- 数の大きい、小さいが分からない
- 計算ができない
- 文章問題が解けない
- 時計を読むことが難しい人もいる
です。
その他の発達障害
その他の発達症がいだと「トゥレット症候群」というのもあります。
トゥレット症候群とは、まばたきや顔しかめ、首振りのような「運動性チック症状」。咳払いや鼻すすり、叫び声のような「音声チック」を主な症状とするタイプのものがあります。
発達障がいグレーゾーン
発達障がいには"グレーゾーン"というものが存在します。グレーゾーンとは障害でもない、普通でもない… 発達障がいの傾向があるものの医療の診断の基準に満たさない状態の事を言います。 発達障がいであれば受けれる障がい者の"社会的支援"がグレーゾーンだと受けれないのです。
グレーゾーンは、発達障がいの「傾向」と言われるので、社会や日常の生活において困難は少ないと思われがちですが、周りからの理解や支援が得られにくいため悩みもたくさんあります。
グレーゾーンの行動傾向
- ギリギリ仕事はできる
- 転職を繰り返す
- 生きづらい・生活苦
発達障害であれば、障がい者の雇用義務というのがあるので就職しやすくなるけど、グレーゾーンはそうもいかない…
精神発達遅滞(知的障がい)
精神発達遅滞(知的障がい)とは、以下の3つの基準があることで社会生活を過ごす上での困難さを感じ、支援を必要としている状態のことです。
特徴としては
- IQが70以下
- 日常生活・社会生活への適応能力が低い
- 発達期である18歳までに生じる
さらに具体的に言うと
- 難しかったり、早口で言われる言葉の理解ができないことがある
- 思っていることを上手に伝える事が苦手
- 考えるのに時間がかかる
- 状況を判断して予想や計画を立てることが難しい
といった特徴があります。
軽度の場合、言語によるコミュニケーションや日常生活に支障が少ないことから、周りや自分でも気づきにくいです。そのため本人は知らず知らずに生きづらさを感じるという状況があります。
精神発達遅滞は「てんかん」や「脳性マヒ」「ADHD」「ASD」「うつ」「双極性障がい」などと一緒に起きることもあります。
精神発達遅滞のIQ基準
軽度:約50~70
中等度:約36~49
重度:約20~35
最重度:約19以下
※専門機関によってIQの基準が異なります
知的障がいグレーゾーン
知的障がいのグレーゾーンとはIQが71以上80未満のことを指します。人口の約14%の約7人に1人が知的障がいのグレーゾーンと言われています。
「グレーゾーン」とは医学的な診断名ではないです。「発達障がいの特性が見られるが、診断の基準には満たない」状態のことを言います。
統合失調症
幻覚・妄想などさまざまな症状が現れる精神疾患のひとつで、思春期から40歳くらいまでに発病することが多いといわれています。
統合失調症の原因はまだはっきりとわかっていませんが、脳内で情報を伝える神経伝達物質のバランスがくずれることが関係しているのではないかといわれています。また、大きなストレスがかかることなども関係あるようです。
遺伝子も関わっていると言われていますが、単純に遺伝子だけの問題ではなく、さまざまな要因が関わっていると考えられています。幻覚・妄想などの代表的な症状がみられる前に、不眠や不安、神経過敏などの前兆となる症状から始まる場合があります。
うつ病の仲間として「PMDD」「産後うつ」もあります。
症状は大きく「陽性症状」「陰性症状」「認知機能障がい」の3つに分けられます。それぞれの特徴としては
陽性症状
- 幻覚(ないはずのものが見えたり、誰もいないのに悪口や命令などの声が聞こえる)
- 妄想・被害妄想(実際にないことを強く確信する)
- 精神運動興奮(暴れたり興奮したりする)
陰性症状
- 意欲の欠如、無気力、倦怠感
- 自閉(自分の世界に閉じこもる。他人とのコミュニケーションをとらないなど)
- 感情の平板化(喜怒哀楽の表情が乏しい。他社の感情表現への共感が少ない)
認知機能障がい
- 記憶力の低下
- 判断力の低下(計画を立てたり、ものごとの優先順位づけができなくなる)
- 注意力や集中力の低下
となります。
うつ病【気分障害】
うつ病は気分障がい(うつ病性障がい、双極性障がい)の一つです。症状は大きく「精神的症状」と「肉体的症状」の2つあります。
- 気分の落ち込みや不安、焦り、イライラといった気分の落ち込み、意欲・集中力の低下、ミスが増えるなどの「精神的症状」
- 疲れやすい、食欲不振、腰痛、頭痛、下痢、不眠症・睡眠障害、味覚障害、めまい、生理不順、体がだるいなどの「肉体的症状」
仕事や日常の人間関係で憂うつや気分の落ち込みや、大切な人やペットなどの死別といったことで受ける辛い感情。そのように気分が落ち込むことは一般的にあることですが、原因が解消されたりある程度時間が経てば回復していきます。
ですが、うつ病の場合は気分が落ち込む原因が思い当たらなかったり、問題が解決しても気分が回復しないこともあるのです。体が動かなくなり、学校や仕事に行けなくなることで引きこもりになったりと日常生活に支障をきたします。
発達障がいで、うまくコミュニケーションがとれないことで起きる2次障がいによって「うつ病」になることもあるようです。
双極性障がい【気分障がい】
双極性障がいは「うつ状態」と「躁(そう)状態」を繰り返す脳の病気です。
躁(そう)状態とは、気分が高まったり落ち込んだりすることを言うよ。
双極性障がいは2種類のタイプがあります。
1つは双極I型
激しい躁(そう)状態とうつ状態を繰り返す。
もう1つは双極Ⅱ型。
軽い躁(そう)的な状態とうつ状態を繰り返す。
躁(そう)状態で1週間以上、うつ状態は2週間以上続く。明らかな躁状態は浪費や誇大的な言動が認められて、自他共に気づきやすいが、軽躁状態は「調子が良い。」と自覚され、見逃される事もよくあります。
双極性障がい「躁(そう)状態」と「うつ状態」をもう少し詳しく話すと
躁(そう)状態
- 気分が高ぶって誰かれかまわず話しかける。
- 不眠状態で動き回り活動的になる。
- 高額ローンを組んで買い物をしたり、ギャンブル散々する
といったように、いつもよりも活動的になる状態。
うつ状態
- 一日中、憂うつな気分になる
- 眠れなくなる、眠りすぎる。
- 好きだったものに関心がなくなる
- 食気分の低下・活力および活動性の減少
このように、躁(そう)とうつを繰り返すのです。
パーソナリティー障がい(旧:人格障がい)
「パーソナリティ障がい」とは別名「人格障がい」とも呼ばれる精神疾患の一つです。
パーソナリティー障がいは6つの要素から成り立ちます。
- 人格機能の問題 認知、感情、対人機能、衝動性の問題がある。
- 社会生活全般に問題がある
- 社会生活に障害がある
- 成人期早期(18歳頃)から問題が続いている
- 他の病気が原因ではない
- 薬物が原因ではない
特徴としては
- 他の人とは違う反応・行動をすることで本人や周りが困ったりする
- 認知や感情のコントロール、対人関係といったさまざまな精神機能の偏りから生じる
- 物事の受け取り方や対人関係のとりかたに障がいがみられる
- 生きづらさを強く感じる
- うつ病や社交不安障がい、依存症などと併存の可能性もある
といった症状があります。
不安障がい
不安障がいは、不安や恐怖の感情から日常生活に支障をきたす心の病気です。不安障害には「パニック障がい」「社会不安障がい」「強迫性障がい」「全般性不安障がい」があります。
順番に解説していきましょうね。
精神的な不安から、こころと体に不快な変化が起きるものだよ
パニック障がい【不安障がい】
パニック障がいは、突然理由もなく激しい不安に襲われて、心臓がバクバク、めまいでふらふら、呼吸が苦しくなるといった状態になります。このような発作的な体の異常や不安を「パニック発作」と呼び、パニック発作がくりかえされる病気のことを「パニック障がい」と呼んでいます。
パニック発作の特徴は
- 動悸やめまいがする、心拍数があがる、汗が出る
- 体が震える、息切れや息苦しい
- 吐き気、おなかの苦しさ
- 現実でない感じがする。自分がコントロールできない。
- 死ぬことへの恐怖
- 感覚まひ
などの症状が突然表れ、10分以内にピークに達します。
パニック障がいになると、パニック発作になったときの怖さから「また発作が起きたらどうしよう」と心配になることが多いです。これを「予期不安」と呼びます。
予期不安を感じると、人混みや一人で出かけることを避けるようになります。
社交不安障がい(SAD)【不安障がい】
社交不安障がい(社会不安障がい、SAD)は、人がいるところが苦手で人と接することや、人からどのように見られているのかを必要以上に気にしてしまい不安になる病気です。
失敗や恥ずかしい思いをすることや、自分に自信がもてなかったり、価値を認められないことがきっかけで社交不安障がいになることが多いようです。
以前に呼ばれていた「対人恐怖」「視線恐怖」「赤面恐怖」の総称です。
特徴は
- 人に注目されることや、人と話すことが苦手。
- 不安が強くなり、人が多くいる場所(バス、電車、繁華街、など)に強い苦痛を感じ、避けるようになる
- 人より、不安や緊張の度合いが大きく「発汗」「赤面」「腹痛」「手足のふるえ」「声が出しにくい」などの症状が現れる場合がある。
- 人前に出ることで「誰かに評価されている…?」「うまく話せるかな…」といった不安が極度に強くなり、パニック発作を起こすこともある
人が集まる場所を避ける傾向にある社交不安障がいの方は、仕事でも苦痛を感じる機会が多いです。例えば「人前で話す・プレゼンする」「会議中」「目上の人や面識のない人との会話」「仕事の面接」
このように人と接することを避けることでより社会に居ずらさを感じて、うつになったり、引きこもりになってしまうケースもあるようです。
強迫性障がい【不安障がい】
強迫性障がいの症状は「気になって何度も確認してしまう」「何かに対して脅迫的に執着する」といったことがあります。例えば、「手を一日に何十回・何百回も洗う」「会社に行く途中に何度も自宅に戻って鍵がかかってるか確認をする」など…
しないではいられない「強迫行為」をくりかえすことで、学校や仕事、日常生活で影響が出ることがあり生きづらさを感じる事があります。
全般性不安障がい(GAD)【不安障がい】
全般性不安障がいは、さまざまなものに不安を感じる病気です。学校や職場、家族、友達のこと、生活上のあらゆることが気になり、不安や心配になる状態が半年以上続きます。
また、現実的に可能性が低いような状況を意識し不安になり悩んでしまうこともあるようです。例えば「自分が犯罪を犯してしまったらどうしよう…」「病気になったらどうしよう…」など…
全般性不安障がいには「脳の特性」と「学習(生い立ち・環境)」の2つのタイプがあります。
- 「脳の特性」不安を感じやすいという脳の特性をもっている
- 「学習」不安を強化される経験や環境にいたことが原因となる
特徴は
- 相手の立場にたって考えるのが苦手、相手との距離感がつかめない
- 言葉を文字通り解釈する
- 想像力が乏しい
- 強いこだわり、限られた興味
- 落ち着きがない、疲れやすい、集中できない、イライラ、不安や恐怖に敏感
- 長期化しやすい
興味の対象が限定的なので、好きな事には仕事を忘れて没頭するようなこともあります。
不安を解消するために、アルコールや薬物への依存にはしることもあるから気を付けよう!
恐怖症【不安障がい】
恐怖症(限局性恐怖症)とは、ある特定のものや、ことが過剰に怖くなる状態を指します。例えば高いところが苦手な「高所恐怖症」や、人と接することが怖い「対人恐怖症」など200種を超えるとも言われてます。
恐怖症の種類は「状況型」「動物型」「血液・注射・負傷型」「自然環境型」の4つに分けられます。
①状況型
状況型は、高い所や閉い場所、暗所などの「状況」に対して怖さを感じます。
例えば、飛行機が乗れなかったり、高層ビルの上の階にあるオフィスに行けなかったり、エレベーターなどの狭い空間が怖くて乗れなかったりと、仕事や日常生活に支障があります。
②動物型
動物型では蜘蛛やヘビ、昆虫、犬などの動物に対して恐怖を感じます。
対象と対する苦手なものへの恐怖心が過度に強く、普段の生活においても支障をきたす場合がある。
③血液・注射・負傷型
「血液・注射・負傷型」は、血を見たり、注射をされることに恐怖を感じ、採血を避けたりします。
また、血を見ることが怖いので、負傷することを極度に恐れたりすることもあります。
④自然環境型
自然環境型は、地震や雷などの自然現象に対して過度に恐怖を感じます。
雷が鳴りそうな悪天候の日には耳栓をして震えてしまうこともあるようです。もちろんそういった悪天候の日は外出もできなくなり、仕事にも影響を与えてしまう場合があります。
依存症
依存症にもいろんな種類があります。
- 「アルコール依存症」
- 「薬物依存症」
- 「買い物依存症」
- 「ギャンブル依存症」
- 「恋愛依存症」など…
現代において「ゲーム依存」や「ネット依存」は増えているようです。そのまま抜け出せずに引きこもりになってしまうこともあるようですね。
生い立ち・虐待・トラウマ(PTSD)
その人の生い立ち・経験から引きこもりになるケースもあるようです。人間は良いことよりも、危険なことや悪いことの方が記憶にこびりつくと言われています。ですので、その悪い経験を生々しく何度も経験してしまうことで「トラウマ」となり立ち直れなくなることもあるようなんです。
精神疾患と合併する可能性が高いとも言われています!
精神科に行ってみよう!
学校や社会で生きづらさを感じたり、この記事で書かれている精神疾患の特徴に当てはまる部分があれば、一度「心療内科」や「精神科」で診てもらうと良いでしょう。
心理検査をうけると、得意なことや苦手な事が分かるので、自己理解を深めるという点においても診てもらうとスッキリすることも多いです。
例えば言葉で伝えるよりも、絵や映像で伝えるほうが得意と分かれば、字で書いてあるものを絵や図にするなどの工夫ができます。周りからの理解と対応の仕方も変わってくるはずですよ。
検査の結果を周りの人に伝えることで、コミュニケーションも取りやすくなるはずです。自分の取り扱い説明書を作る感じですね。
➩➩➩ 自分の弱み・苦手を強みにしたいという方は「「苦手」を武器にする!苦手な事の向き合い方と克服方法を教えるよ!」の記事も合わせてどうぞ!
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
146万人…いやそれ以上もいると言われる「引きこもり」は、今の生きづらい世の中を象徴しているのではないでしょうか。
とはいえ、知的障がいや発達症がいなどの精神疾患が悪いわけではないです。人それぞれの個性・特性を理解して、尊重し合える社会になればもっと生きやすくなるはずです。
今回は、引きこもりの実態と、原因の一つにもなる精神疾患の一部についてお話しました。ですが、精神疾患だけが原因というわけではなく、肉体的、精神的、さまざまなことが複雑に絡み合って引きこもりとなってしまうことが多いです。つまり病名だけに囚われ過ぎるのは良くありません。
人はみんな違う!何に喜び何に悩むのかも違う!そのことを知るだけでも、人生の見方も変わるはずです。
ぜひこの記事で学んだことをこれからの生き方にも活かしてみてください。
それではまた次回の記事でお会いしましょう!
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まーくん経歴
- 宮崎県生まれ横浜育ち。恋多き学生時代。30人以上の女性と恋愛。 高校を卒業後、料理の世界へ。
- 10代、20代。言葉足らずな所や、反抗精神が強く、仕事をしてもクビ。クビ。
- 沖縄のレストランで働くも料理長とケンカして退職…そしてホームレス。
- 料理人~居酒屋の店舗経営
- 事業の失敗や高額セミナー、投資詐欺などで借金1000万円以上…4年で返済。
- その他にも、ホスト、レンタル彼氏、経営コンサルタント、交流会の企画運営、カウンセラー、配送業、清掃業、電気工事、修理屋さん、イベント業、司会、営業、… お仕事たくさん経験
- 現在⇢言葉屋さん(ライター、ホームページ制作、司会、営業などなど)
現在の活動と想い
- 「やさしくて楽しい世界」を創る!
- 「自分らしさ」「個性」が活きる楽しい世界。
- 人との違いを認め、活かし愛、助け愛、思いやり溢れるやさしい世界。
- 差別なし!否定なし!やさしい居場所づくり
- 自分らしく楽しく働けるお仕事紹介
人はみんな違って良い♪
学校に行くと、みんなが同じ答え。みんなと足並みそろえる。それって生きづらくないか??
言葉が苦手だったおかげで、言葉と向き合えた。
言葉が苦手だったおかげで、言葉の大切さに気づけた。